症例紹介

No.12

ワイヤー矯正 【2023/05/22】 

 

20代女性「下あごが後ろに下がっていて、上の歯が出ているので口が閉じない」手術をせずに、抜歯と「マルチブラケット装置」で「出っ歯」と下あごの位置を改善し、きれいな横顔にした症例

治療前

治療前

治療後

治療後

ご相談内容


「下あごが後ろに下がっていて、上の歯が出ているので口が閉じない」とご相談いただきました。



カウンセリング・診断結果

患者様は「常に口が開いているので口の中が乾燥する、無理に口を閉じると下あごにしわができる」とおっしゃっていました。 また「あごが無い横顔と言われるので、横顔のシルエットをきれいにしたい」というご希望もありました。 拝見したところ、上の前歯(左右中切歯/1番、側切歯/2番)は、前に倒れ飛び出ている「唇側傾斜(出っ歯)」が見られました。 そのうえ、下あごが小さく、かつ後ろに引っ込んでいる「骨格性上顎前突」で、出っ歯をより際立たせていました。 上下前歯の前後的なギャップが大きいため、唇を閉じることが難しく、鼻呼吸ができず常に口呼吸になっていました。



行ったご提案・治療内容

 

2つの治療方法をご提案しました。 1つ目は、上の歯2本のみを抜歯して歯を動かすスペースを作り、矯正治療のみ行う方法、2つ目は、手術で下あごを前へ出す「外科的矯正治療」を組み合わせた治療方法をご説明しました。 また外科的矯正治療の場合でも、上前歯の出っ歯を改善するには、上の歯2本の抜歯が必要なことも併せてお伝えしました。 患者様は、手術による負担がない矯正治療のみの方法を選択されました。 上の歯2本(左右第1小臼歯)を抜歯後、歯の表面に四角い装置を装着してワイヤーを通す「マルチブラケット装置」を使い、矯正治療を行いました。 骨格的に上下のあごの位置の差が大きいものの、上前歯をしっかりと後ろに移動させ、歯の位置の変化によって下あごが自然と前へ誘導されるよう治療計画を検討し、治療を行いました。




術後の経過・現在のご様子

手術をせずに歯の移動にて下あごの位置を誘導したことにより、移動量は少ないものの、患者様への負担をなくして改善することができました。 飛び出ていた上前歯は、抜歯で得たスペースをなくさないように注意しながら後ろへ動かした結果、平均的な歯の傾きになりました。 患者様は「口元がすっきりおさまって、横顔がとてもきれいになった」と大変喜んでいただけました。 現在は、定期的にメンテナンスにてご来院されています。




 

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

  • 治療中、発音しにくい場合があります。
  • 治療中、舌が動かしにくいことがあります。
  • 歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります。
  • 正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
診療種別 20代女性
診療種別 自由診療
治療費総額の目安 870,000円
治療期間の目安 動的治療期間(歯を動かしている期間)2年1ヶ月
治療回数の目安 -

 

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 治療前 

 治療後 

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クリニックより


矯正治療をご希望される患者様は、歯の乱れを綺麗にしたい・歯並びを整えたいというご要望はもちろんのこと、横顔や口元の美しさも求めていらっしゃいます。 最近では、横顔における鼻先と下顎の先を結んだ線「E-Line( E-ライン/イーライン)」という専門用語が広く知られるようになりました。この線上や線の内側に口元がおさまっているのが理想の横顔とされており、矯正治療により、歯並びのみならず顔の見た目の改善も期待できます。 また、審美的な改善だけでなく、歯や噛み合わせが担っている、噛む、発音するという本来の機能の改善も矯正治療の大きな役割です。 ただし、人によって骨格は様々ですから、前後的にあるいは左右的に骨格に大きな差異があると、歯の移動のみでは改善が困難な場合もあります。 当院では、歯を移動させる矯正だけでなく、顎のズレや位置を改善させる外科的矯正治療も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。