症例紹介

No.16

矯正歯科 ワイヤー矯正 抜歯 【2023/05/25】 

 

20代女性「歯並びがガタガタ、上の前歯はぐらぐらしている」ワイヤー矯正「マルチブラケット装置」で歯並びと噛み合わせを整えたことで奥歯でしっかり噛めるようになり、歯の揺れも改善した症例

治療前

治療前

治療後

治療後

ご相談内容


「「歯並びがガタガタで、上の前歯がぐらぐらしている」とご相談いただきました。 かかりつけの一般歯科医院で、「上の前歯の根っこが短くなりぐらついている。このままだと歯の寿命も短いだろう」と指摘され、患者様もご家族様もとてもご心配されて当クリニックにご来院されました。



カウンセリング・診断結果

拝見すると、上下の前歯全体が前後して重なり合っている「叢生(そうせい)」でした。 その中でも、上の左右の前歯2本(中切歯/1番)は、長年に渡り下の左右の前歯4本(中切歯/1番、側切歯/2番)によって噛み合わせた時に突き上げられ、過度な力が加わっていました。 そのため、歯の根っこの先が溶けてしまう「歯根吸収」が生じて歯根が短くなっていたため、歯がぐらぐら動いていました。 このままの噛み合わせを放置すると歯根吸収がさらに進行し、近い将来に歯が抜ける可能性があるため、上下の前歯の噛み合わせを早急に正しく改善する必要があると判断しました。



行ったご提案・治療内容

 

上下左右の歯4本(第1小臼歯/4番)を抜いて歯を動かすスペースを確保し、ワイヤー矯正の「マルチブラケット装置」で歯並びと噛み合わせを正しくすることをご説明し、ご了承いただきました。 まずは抜歯したスペースを利用し、下の前歯の位置や上の前歯の傾いている角度を正しく治し、突き上げを解消させることを優先して治療しました。 その後、噛み合わせを正しく改善し、奥歯でしっかり噛める環境を整えたことで、歯根吸収の進行を抑えることができました。




術後の経過・現在のご様子

正しい噛み合わせと綺麗な歯並びになったことで、前歯の位置も正しくなり、歯の揺れもおさまりました。 また、奥歯でもしっかり噛めるようになりました。 患者様からは「前歯がぐらぐらしなくなり、歯並びも綺麗になって嬉しい」と大変ご満足いただけました。 現在は、定期検診でご来院いただき、前歯の揺れ具合や噛み合わせのチェックを継続して行っています。 ご兄弟にも当院での矯正をお勧めいただき、ご家族でご通院中です。




 

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

  • 治療中、発音しにくい場合があります。
  • 治療中、舌が動かしにくいことがあります。
  • 治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります。
  • 歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります。
  • 冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります。
  • 正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
診療種別 20代女性
診療種別 自由診療
治療費総額の目安 890,000円
治療期間の目安 動的治療期間(歯を動かしている期間)1年10ヶ月
治療回数の目安 -

 

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 治療前 

 治療後 

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クリニックより


矯正治療をご希望される患者様は、歯の乱れを綺麗にしたい・歯並びを整えたいというご要望はもちろんのこと、横顔や口元の美しさも求めていらっしゃいます。 最近では、横顔における鼻先と下顎の先を結んだ線「E-Line( E-ライン/イーライン)」という専門用語が広く知られるようになりました。この線上や線の内側に口元がおさまっているのが理想の横顔とされており、矯正治療により、歯並びのみならず顔の見た目の改善も期待できます。 また、審美的な改善だけでなく、歯や噛み合わせが担っている、噛む、発音するという本来の機能の改善も矯正治療の大きな役割です。 ただし、人によって骨格は様々ですから、前後的にあるいは左右的に骨格に大きな差異があると、歯の移動のみでは改善が困難な場合もあります。 当院では、歯を移動させる矯正だけでなく、顎のズレや位置を改善させる外科的矯正治療も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。