症例紹介

No.18

ワイヤー矯正 【2023/05/24】 

 

20代女性「前歯の噛み合っている部分が少なくて、噛み切りにくい」抜歯をせずに「マルチブラケット装置」を使って、上下の歯が噛み合わない「開咬」とデコボコな歯並びを改善した症例

治療前

治療前

治療後

治療後

ご相談内容


「前歯の噛み合っている部分が少なくて、噛み切りにくい」とご相談いただきました。 カウンセリング・診断結果



カウンセリング・診断結果

拝見したところ、上の前歯(左右中切歯/1番、側切歯/2番、犬歯/3番)はデコボコに並ぶ「叢生(そうせい)」が見られました。 上下左右の犬歯は、歯の並び「歯列」から外側にはみ出している「八重歯」が見られました。 また上下の歯が噛み合わない部分があり、隙間が空いている「開咬」も見られ、物を噛むことが難しい状態でした。 上下ともに歯並びや噛み合わせに問題がありましたが、精密検査の結果から歯を抜かずに矯正治療したほうが良いと診断しました。 患者様は「大学卒業後に海外へ転居するため、それまでに治療を終えたい」とご希望がありました。



行ったご提案・治療内容

 

骨の状態やお身体の問題など、様々な事情で歯を抜けないこともあるため、患者様に合った治療方針を組み立てていくことが大切になります。 今回のように歯が並ぶスペースがない場合でも、さまざまな方法で歯を抜かずに治療することが可能なため、抜歯をせずに歯並びを整えていくことをご説明しました。 治療方法は、歯の表面に四角い装置をつけて、そこへワイヤーを通して歯を動かす「マルチブラケット装置」での矯正治療をご提案し、同意をいただきました。 上下の歯の真ん中「正中」がズレないように綺麗に歯を並べ、しっかりと噛み合うよう細心の注意を払い治療を行いました。




術後の経過・現在のご様子

患者様は、大学を卒業してすぐにご結婚と海外転居をされました。 1年5ヶ月と期間が限られる中、患者様にご協力を頂きながら綿密に治療計画を立て治療を行った結果、歯並びは綺麗に整い、隙間が空いていた噛み合わせも改善出来ました。 お食事も問題なくできているご様子で、経過は順調です。 患者様は「綺麗に整った歯並びで結婚式を挙げられて嬉しい」と、ご家族様とともに大変喜んでいただけました。 現在は、帰国時に経過の確認でご来院されています。




 

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

  • 治療中、発音しにくい場合があります。
  • 治療中、舌が動かしにくいことがあります。
  • 治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります。
  • 歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります。
  • 冷たいものを飲んだときに歯がしみる「知覚過敏」の症状が出る場合があります。
  • 正しいブラッシングやメンテナンスを行わない場合、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
診療種別 20代女性
診療種別 自由診療
治療費総額の目安 830,000円
治療期間の目安 動的治療期間(歯を動かしている期間)1年5ヶ月
治療回数の目安 -

 

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 治療前 

 治療後 

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クリニックより


矯正治療をご希望される患者様は、歯の乱れを綺麗にしたい・歯並びを整えたいというご要望はもちろんのこと、横顔や口元の美しさも求めていらっしゃいます。 最近では、横顔における鼻先と下顎の先を結んだ線「E-Line( E-ライン/イーライン)」という専門用語が広く知られるようになりました。この線上や線の内側に口元がおさまっているのが理想の横顔とされており、矯正治療により、歯並びのみならず顔の見た目の改善も期待できます。 また、審美的な改善だけでなく、歯や噛み合わせが担っている、噛む、発音するという本来の機能の改善も矯正治療の大きな役割です。 ただし、人によって骨格は様々ですから、前後的にあるいは左右的に骨格に大きな差異があると、歯の移動のみでは改善が困難な場合もあります。 当院では、歯を移動させる矯正だけでなく、顎のズレや位置を改善させる外科的矯正治療も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。