症例紹介

No.5

矯正歯科 ワイヤー矯正 外科矯正 噛み合わせ・食いしばり 【2023/05/17】 

 

20代男性「しゃくれているのが気になる。前歯で物が噛めない」ガタガタの歯並びと顎の位置の異常「顎変形症」を、ワイヤー矯正「マルチブラケット装置」と下顎を動かす外科矯正手術により改善した症例

治療前

治療前

治療後

治療後

ご相談内容


「下顎が横にずれ、前にも出ていて、小さい頃から長くてしゃくれている見た目に劣等感がある。また、前歯で物が噛めない。学生のうちに、噛み合わせも顔の見た目も治したい」とご相談がありました。



カウンセリング・診断結果

拝見すると、上顎と下顎の大きさが大きく異なり、位置関係も正しくなく、顔の形や噛み合わせのバランスにも影響を与えていました。 前後・左右・垂直的な噛み合わせのバランスに異常がある「顎変形症(がくへんけいしょう)」の中でも、「骨格性下顎前突(こっかくせいかがくぜんとつ)」と診断しました。 そのため、全体的に歯並びが前後にずれている「叢生(そうせい)」と、上下の前歯同士が噛み合わず隙間がある「開咬(かいこう)」にもなっていました。 歯並びと噛み合わせはもとより、患者様が長年お悩みだった見た目の改善について、丁寧にカウンセリングを重ねました。



行ったご提案・治療内容

 

歯並びと噛み合わせの改善は、ワイヤー矯正「マルチブラケット装置」で歯を適切な位置に移動させ、それと併用して、下顎の骨を切って顎の位置を正しく修正する「下顎枝矢状分割術(かがくししじょうぶんかつじゅつ)」をご提案し、ご了承いただきました。 下顎全体を約10mm後方へ移動させ、上下の顎の位置関係を治し、歯と歯が並ぶ骨のアーチの不調和「ディスクレパンシー」を骨格的に修正したことで、噛み合わせと横顔の見た目の改善が見られました。 さらに患者様の理想に近づけるために、顎先の「オトガイ部」の形成術も行い、形やゆがみも整えました。 健康保険適用だったため、矯正治療も外科治療も全て保険で治療ができました。




術後の経過・現在のご様子

歯がきれいに並び、上顎と下顎の位置も正しくなって、口がしっかり閉まるようになりました。 また、前歯でも物がしっかり噛めています。 下顎の位置が正しくなり、顎先も整ったことで、顔の形もより自然になりました。 患者様からは「よく噛めるので食事が楽しく、発音もしやすくなった。長くてしゃくれた顔つきも解消され、自信を持てるようになった」と大変ご満足いただけました。 現在は、定期的に検診にいらしていただき、経過を観察しています。




 

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用

  • 顎移動術は全身麻酔下での手術となり、一般的な外科的手術と同様に、出血や腫れ、感染、知覚神経障害、顎関節障害などの症状が出る場合があります
  • 治療中、発音しにくい場合があります
  • 治療中、舌が動かしにくいことがあります
  • 治療中、装置によってまれに頬の内側が傷つき、口内炎になる場合があります
  • 歯の移動に伴って、違和感や痛みを感じる場合があります
診療種別 20代男性
診療種別 保険診療
治療費総額の目安 440,000円
治療期間の目安 動的治療期間(歯を動かしている期間)1年11ヶ月
治療回数の目安 -

 

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 治療後 

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クリニックより


矯正治療をご希望される患者様は、歯の乱れを綺麗にしたい・歯並びを整えたいというご要望はもちろんのこと、横顔や口元の美しさも求めていらっしゃいます。 最近では、横顔における鼻先と下顎の先を結んだ線「E-Line( E-ライン/イーライン)」という専門用語が広く知られるようになりました。この線上や線の内側に口元がおさまっているのが理想の横顔とされており、矯正治療により、歯並びのみならず顔の見た目の改善も期待できます。 また、審美的な改善だけでなく、歯や噛み合わせが担っている、噛む、発音するという本来の機能の改善も矯正治療の大きな役割です。 ただし、人によって骨格は様々ですから、前後的にあるいは左右的に骨格に大きな差異があると、歯の移動のみでは改善が困難な場合もあります。 当院では、歯を移動させる矯正だけでなく、顎のズレや位置を改善させる外科的矯正治療も行っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。